皆さんは、「瞑想」をしたことがありますか?
ストレス解消につながったり、集中力も高まるといわれている瞑想。
でも、やり方もよく分からないし、時間と場所も確保しないといけないし、なんだか敷居が高そう…。そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか?
でも、実は誰でもとっても簡単にできる方法があります! それは、「書く瞑想」つまりジャーナリングです。
ジャーナリングとは?
ジャーナリングとは、「書く瞑想」とも言われ、一定時間、頭の中に思い浮かぶことをひたすらに書いていくことです。
日記のように、今日の出来事や気持ちをまとめるのとは少し違い、「眠たいなぁ。お腹も空いたし。そういえば、昨日はご飯あんまり食べられなかったからなぁ。明日のプレゼンが不安だから食欲ないのかも。」と思い浮かぶことを次々と書いていくのです。
ジャーナリングのメリット
・気持ちを可視化できる
ひたすら思いつくことを書いていくことで、無意識のうちに考えていることに目を向けることができます。
先ほどの例では、食欲がないのはプレゼンが不安、というところに行きつきました。
きっと書かなくても、なんとなく自分で不安なことは分かっていたでしょう。
でも、実際に文字にすることで、「あ、自分はプレゼンが不安なんだ」ときちんと認識をすることができます。
不安な部分を上司に確認するなり、プレゼンの練習をするなり、原因が分かれば、対処もできますよね。
もやもやと漠然とした不安を抱えていることが、一番やっかいな状態だと思います。
・ストレスを解消できる
また、書くことで自分の気持ちが整理できるので、ストレス解消につながります。
人間は1日に3万回も情報を選択しているとも言われています。毎日のルーティン作業だって、無意識のうちに選択しているのです。
それにも関わらず、日常生活ではなかなか自分が考えていることに目を向ける時間がありません。何も邪魔されずにひたすらに、思いつくこ とを書き続けることで、自分と向き合うことができます。
そして、その自分と向き合う時間が、瞑想と同じストレス解消に繋がるのです。
・一人でできる
ジャーナリングは、特別な用意はいりません。紙とペンがあれば自宅やカフェ、図書館などで簡単にできます。
できるだけ静かに集中できる環境が好ましいですが、思い立ったときにすぐにできるのが良いところです。
紙やペンは自分のお気に入りを使うと、さらにテンションがあがり楽しくなります。
この方法であっているかな?と恐る恐るやってもリラックスはできませんが、ジャーナリングならただ書いていくだけなので、誰でも簡単に一人でやることができます。
できれば毎日ジャーナリングの時間を確保しよう!
1回につき3分~15分もあればジャーナリングはできます。
できるだけ毎日同じ時間帯にジャーナリングをすることで、「今日は楽しいことばかり思い浮かぶな」「不満しか出てこない」等日々の変化に気が付くことができます。
書いて残しておくことで、後から読み返すと、「こんなことを考えていたのか」と新たな発見もあるので、書いて残せるジャーナリングがおすすめです。
ジャーナリングを始めたきっかけ
仕事がうまくいかず、ずっと不安ともやもやした気持ちを抱えていました。
日記も書いていたけれど、日記として書くなら出来事+その時の感情を書く、と思い込んでおり、日記を書く時点で、ある程度ストーリーを作ってしまっていました。
でも、私の中にはどんどん変化する感情が浮かび上がり、日記に書くには感情が溢れすぎてしまったのです。
そんな時にジャーナリングに出会い、思いつくがままに書いてみることにしました。
するとあら不思議。日記よりも簡単に書けるのです。
まるで、目の前にいる友達にひたすら自分の思いを話し続けるかのように。
実際にそんな風に一方的に話をされたら、大迷惑ですよね(笑)
しかも、話したいだけ話してハイ終わり、という訳にもいきません。
ただただ自分と向き合い、自分の感情を知る、という点においてもジャーナリングは優れていると思います。
そして、誰からも批判されることがないので、ひたすら自分を慰め、甘やかし、大切にしてあげることができます。
誰かに言ってほしい言葉を、自分で言ってあげることができます。
コロナ禍でなかなか人と会って話ができない、そんな時でも一人でできるのでお勧めです。
最後に
ジャーナリングを始めて1年になりますが、自分の考えていることを客観視するのが随分上手になったように思います。
実際に起きていることは何か、不安なこと嬉しいことは何か、自分は何が好きなのか、
書きながら自分で「へ~そうなんだ」と発見をすることもあります。
書いたものを発表することもないし、誰かに見せるわけでもありません。ぜひ、みなさんも一度やってみてください。もしかしたら、新しい自分との出会いがあるかもしれませんよ。
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